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いよいよ日本時間2024年7月27日(土)よりパリオリンピックが始まります。
メダルを期待される競技も沢山あるのではないかと思います。
オリンピック応援ソングというと、過去には美空ひばりの「柔」、ゆずの「栄光の架け橋」など色々ありますが、今回は、昭和の幻のオリンピック応援ソングを紹介したいと思います。
その曲とは、
西城秀樹の「俺たちの時代」です。
(作詞:熊野昌人 補作詞:たかたかし 作曲:水谷公生)
この曲は33枚目のシングルとして1980年6月5日に発売されました。
同年に開催されるモスクワオリンピックの日本人応援ソングとして発売されるも、日本人選手のボイコットという政治的なあおりをうけて盛り上がりに欠けてしまった曲です。日本人選手がオリンピックに不参加のため、幻の応援ソングとなってしまいました。ジャケット写真も、陸上競技のトラックで撮影されたものから、上半身だけの写真に変更されていました。しかし、歌番組で歌唱している映像が残っていますし、オリコン最高6位とヒットしています。
1番の歌詞を載せておきます。
空をかければ きみは鳥
国境をこえて 翼をかけろ
もどれないから青春さ
うつりゆく歴史(とき)に君を刻め
友よ もっと高く もっときららかに
愛と誇りを守るため
友よ もっと熱く もっと美しく
今燃えろ! 俺たちの時代
「YOUNG MAN」から続く青春賛歌であり、「国境を越えて」とか「もっと高く」とかオリンピックらしいフレーズが沢山出てきます。
歌詞はひたすら前向きで突き進む様が描かれていますし、曲調も明るくリズム感があっていい曲です。そして、秀樹さんの歌声に躍動感があって本当にこの曲に合っています。
ボイコットがなければ、もっとこの曲がオリンピックのテーマソングとして定着していたのではないかと思います。
秀樹さん自身もあまりステージでこの曲を歌うことはなかったようですが、2000年代くらいにライブで歌ったことがあるようで、この曲のよさに感動していたとのことです。
サブスクは残念ながらまだ解禁されていないのですが、ダウンロードは可能でレコチョクのサイトから試聴することが出来ます。
参考資料:俺たちの時代 (西城秀樹の曲) - Wikipedia
HIDEKI UNFORGETTABLE(2019年発売のCDBOXセット)