そよ風の昭和歌謡ブログ

昭和歌謡好きな30代のブログ

いつでも夢を。~夢グループ石田社長の本を読んでみた~

 

石田社長の本を読もうと思ったきっかけ

 

前回のブログで夢グループのコンサートについて書いた。

rsoyokaze.hatenablog.com

 

通販のCMのインパクトと、昭和デビューのスターがそろって出演するコンサートが話題となっているので、以前から石田社長はどのような人物か興味を持っていた。

CMが流れるのはBSの番組が中心であったが、最近では地上波でもCMが流れている。チープな感じとか、石田社長の福島訛り、保科さんが「社長、安くできないの?」と甘えた声で話す姿が話題になっている。

youtu.be

本が出版されたことは以前から知っていたが、まだ読んだことがなかったので読んでみた。

 

行動力が凄すぎる

 

中学生の頃にスター誕生のオーディションを受けるも落選、その後、甲子園を目指そうと一人で福島から仙台へ行き東北高校の野球部を視察しに行った。東北高校に入学したものの、学校の生徒が不祥事を起こして対外試合が出来なくなることに納得できず、野球部を辞め、高校自体も中退してしまう。その後地元の高校に入りなおした。大学受験の時に、受験料を友達に盗まれたため、大学受験を諦めてアルバイトを始めるが、上手くいかず。

町会の地図に広告を載せる印刷の仕事が上手くいき、その後は中国や香港から商品を仕入れて日本へ販売する通販の仕事をする。

 

中学生ながら、自分で考えて進路を決めようとする行動力が凄いし、反対せずに後押しした親も凄い。そして、大学受験の際に受験料が盗まれたときに普通なら親に泣きつくところをアルバイトをしようと思ったのもただ事ではない。

 

通販の仕事をしている際に、シルク商品の広告ににしきのあきらさんを起用しようとしたのがきっかけで芸能の仕事に関わることになる。

 

その後は、狩人が所属する芸能事務所を立ち上げ、その後の夢グループへと成長していく。

 

石田社長はとにかく無駄を嫌い、ひたすら行動してダメなものはすぐやめるといったタイプである。通販のCMも自社で作るため2~3万円で済んでいるため、その分、TVや新聞などに広告を出すことが出来る。

社員にも、すぐにパソコンに向かうのではなくて、昨日の売上くらい即答してほしいとか、電話でもすぐに交渉に入ってほしいなど割と厳しい評価をしている。

でも、60歳になった社員が定年退職規定で「所属する芸能人が定年がなくで給料制なのに自分が定年になったからと給料が下がるのが納得がいかない」と言っていたことがきっかけで、芸能人の給料制をなくし、社員の年齢規定を設けるのをやめたとのことだった。

 

芸能人との関係

 

石田社長の親友がにしきのさんの当時の事務所社長であったらしい。その後、にしきのさんは事務所から出て行ってしまい、松方弘樹さんと広告の仕事をすることになる。通販の仕事は上手くいかず、親友から狩人を紹介され、石田社長自身が芸能プロダクションを立ち上げることとなる。その後は、三善英史さん、保科有里さん、小林旭さんなどと一緒に芸能事務所として仕事をすることになる。

通販CMにも出演している保科有里さんは、作曲家三木たかしさんの弟子であり、三木さんから直接紹介されたのがきっかけで所属することになったとのことだ。

そして、石田社長自身が夢グループのコンサートで歌う曲の作詞作曲をした。「夢スター春・秋」と「ごめんなさい、ありがとう」の2曲である。この2曲は、夢スター春・秋で歌手全員が歌うテーマ曲となっている。また、保科さんとのデュエットで歌手デビューも果たしてしまった。

 

芸能人との関係は、上手くいった人もいればこだわりがあって近寄りがたかった人もいるようだ。ただ、いずれにしても年齢を重ねてなかなか活躍の場がなくなってしまったスターに輝ける場所を提供しているのには変わりない。

 

自分ももう少し夢や目標を持とうと思う

 

現代は、物価高や少子高齢化などで将来が不透明であり、中々夢を持ちにくい時代だ。

その中で、お客様の感謝の声や笑顔を糧に夢をもって走り続ける石田社長は輝いている。

自分も一つでもいいから、目標をもって日々を過ごしていきたい。