そよ風の昭和歌謡ブログ

昭和歌謡好きな30代のブログ

テレビ朝日 「今聴きたい!昭和の名曲 心にしみる恋愛ソングTOP60」

 

番組の感想

 

10/11(水)19時よりに放送された、テレビ朝日 「今聴きたい!昭和の名曲 心にしみる恋愛ソングTOP60」を視聴した。

松田聖子、中森明菜、チェッカーズ、安全地帯、アンルイスなど、当時の歌唱映像が続々と出てきて、楽しく見ることが出来た。石川ひとみさんがゲストとして登場し、ヒット曲「まちぶせ」を歌っていて、今も変わらぬ歌声と可愛らしさがあり素敵だった。

尾崎豊、村下孝蔵、河島英五、テレサテンなど、今は亡き歌手たちの歌唱映像も見ることが出来、後世に伝えるべき曲であることを再確認した。

また、途中で歌詞クイズや90年代前半の恋愛ソングも入れるなど、視聴者を飽きさせない工夫もされていた。

 

この手の番組は、テレビ東京の「3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100」など他の局でもある。過去映像を探し、放送の許可を取るのが大変とのことらしい。でも、このような番組は今後も続けていってほしい。皆が昭和デビューの歌手の熱心なファンではないし、ましてや昭和デビューの歌手のDVDやCDを購入する人は限られた人たちであるからだ。

あんまりこんなことを言ってはいけないかもしれないが、私がブログやSNSで発信するよりも、何千倍、何万倍と影響力がある。良い曲は心に残り、人を感動させるからだ。そういう曲を気軽に幅広い世代に楽しんでほしいなと思う。(とはいえ、気になった歌手のCDやDVDは是非購入して見たり聴いたりほしいし、ライブにも行ってほしいなと思う。できる範囲で構わないので。)

テレビを好んで見る層は50代以上であり、こうした名曲が生まれた70年代から80年代に、10代から20代を過ごした世代である。最近では、Mステでも最近の曲のパフォーマンスの合間にダンスソングなどテーマを決めて、昭和や平成初期の名曲が流れているので、視聴率確保と若い世代に名曲を伝えていくという点では良いことなのではと思う。

 

そして、私が過去にこのブログに書いた、「筒美京平TOP10 HITS」に収録されている曲も紹介されていた。

筒美京平 TOP 10 HITS 1967-1973レビュー - そよ風の昭和歌謡ブログ

筒美京平 TOP 10 HITS 1974-1980 レビュー - そよ風の昭和歌謡ブログ

筒美京平 TOP 10 HITS 1981-1985レビュー - そよ風の昭和歌謡ブログ

 

尾崎紀世彦   「また逢う日まで」(1967-1973に収録)

麻丘めぐみ   「わたしの彼は左利き」(1967-1973に収録)

岩崎宏美    「ロマンス」(1974-1980に収録)

太田裕美    「木綿のハンカチーフ」(1974-1980に収録)

ジュディオング 「魅せられて」(1974-1980に収録)

C-C-B     「Romanticが止まらない」(1981-1985に収録)

 

私の好きな昭和の恋愛ソング

 

そして、あまり地上波では放送されないが、今回番組で紹介された歌手で、私の好きな昭和の恋愛ソングについても紹介したい。ちなみに2曲ともシングルA面曲である。

 

野口五郎 「季節風」

(歌詞)

どんなに愛してみたところで 実るあてない恋だから

あなたのしあわせ思うならば ここで耐えるしかない

 

なぜ出会ったのだろう 物言わぬ過去の傷にひかれたみたいに

なぜ暮らす世界が違う二人して

名乗りあったのか

過ぎゆく風 泣いてる日がある

 

今回の番組で五郎さんの大ヒット曲、「私鉄沿線」の2番の歌いだしがクイズ形式で紹介されていたのだが、私の好きな五郎さんの恋愛ソングといえば「季節風」である。

「季節風」は1977年に発売され、作詞:有馬三恵子 作曲:筒美京平である。

イントロは異国の風が吹いたような切なげな感じである。歌詞も失恋して辛いが、相手の幸せを思ってひたすら耐える男性の心情を描いている。そして、五郎さんの歌い方も凄く感情が伝わってきていい。

この曲は、2018年に発売されたセルフカバーアルバム“GOROes by myself 1”にも収録されている。ファンからリクエストを募って五郎さんがセルフカバーしたアルバムなので、人気があることがわかる。

 

岩崎宏美 「未来」

www.youtube.com

(歌詞)

ああ 私の未来はあなたと同じ

ああ あなたの未来は私と同じ

 

あなたの 甘いくちづけが

私の未来を 決めるのよ

愛されてしまったの

 

小さいけれど しあわせを

あげると あなたは抱きしめる

うなづいてしまったの

 

まぶしさに おぼれて

悲しみも 見えない

二人だけ 白い部屋

 

1976年発売、作詞:阿久 悠 作曲:筒美京平である。

まず、イントロの弾むような感じがノッて聴こうという気にさせるし、突き抜けるような宏美さんの声がいい。恋人との明るい未来を描く歌詞とディスコ調の曲がマッチしていて何度でも聴きたくなる曲である。

 

後半は筒美京平特集みたいになってしまったけど、自分が京平先生の曲が好きなことと、それだけ京平先生がヒット曲を生み出したということなんだなと思った。

次回以降のブログでは、京平先生以外の作曲家やシンガーソングライターの恋愛ソングも紹介していきたい。