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絶叫・情熱・感激(西城秀樹) レビュー

※本ページにはプロモーションが含まれています。

ヒデキが旅立ってから5年が経つが、今でもヒデキが存在するかのごとくファンは熱い。

2023年もフィルムコンサートが開催されたり、ヒデキの曲を流し、ファンから寄せられるメールを読んだり、ゲストとヒデキの話をしたりするコミュニティFMが毎週放送されている。

 

今回は、ヒデキファン初心者にもおすすめ出来る4枚組CD+DVDBOXを紹介する。

絶叫・情熱・感激は2012年に発売されており、Disk1、2はシングルA面曲が収録されている。70年代の曲は全て収録されているが、80年代、90年代はギャランドゥ、走れ正直者など一部となっている。

Disk3はシングル曲をライブ盤から選曲、Disk4は、邦楽、洋楽カバーを選曲しての収録である。Disk5はDVDで、83年の球場コンサートと、シングル50曲を歌った85年の武道館コンサートの映像の一部が収録されている。

 

ヒデキに興味を持ちもっと色々聴いてみたいと思った方にはちょうどいいボリュームで、値段も11000円(税込)と手頃であると思う。1万円と聞くと高いと感じるかもしれないが、今はCDアルバムでも3000円近くすることを考えれば、5枚組で11000円はお得感がある。

また、このBOXセットにはライブ音源が収録されており、発売された当時初CD化された音源も多い。

このBOXセットはカバー曲が収録されているのが特徴である。邦楽では、青春の影(チューリップ)、ラヴ・イス・オーヴァー(欧陽菲菲)、君と歩いた青春(風)、洋楽は、HOT STUFF(ドナ・サマー)、WE WILL ROCK YOU(クイーン)といった、当時ヒットした曲をヒデキがカバーしている。邦楽、洋楽共に本家より上手いんじゃないかというくらい情熱のこもった歌唱で凄かった。初めて聴いたときは泣けてきたぐらいだった。

今でも、TVで本家の話題が出たときなどで思い出して、Disk4のヒデキバージョンを聴いている。

2021年より発売が始まった復刻盤では、70年代のライブ音源も発売されており、さらに素晴らしい歌声を楽しむことが出来る。

実は、本家を知らずヒデキの歌唱で知った曲も多数あり、当時のファンもそのように曲を覚えていったのかななんて想像したりもする。

ヒデキの真骨頂はライブであり、音源だけでも心をわしづかみにされるくらいである。

このBOXセットは通販限定での販売であるため、2012年に発売された直後は、長年の熱心なファンは購入したものの、歌謡曲のライトなファンや一般の人たちまではあまり知られていなかったのではないかと思う。しかし、2018年にヒデキが旅立たれてから改めて歌唱力やルックス、人柄に注目が集まり、再評価の動きが活発になっている。

2022年にBSでヒデキの特集が放送された時には、CMでこのBOXセットが紹介されていたし、2012年に発売されたものが11年経った今でもSONYミュージック始め、色んな通販サイトで発売されているということは、それだけ売れている証拠ではないかと思う。

また、歌詞カードには一曲ずつ解説が記載されており、当時の様子やどのアルバムから抜粋したのかもわかるようになっている。

 

ヒデキ世代もそうでない方も、ヒデキに興味を持ったら是非聴いてほしいBOXである。

 

 

www.sonymusicshop.jp

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