まだまだ残暑厳しい地域もあるようですが、私の住む北海道は朝晩涼しく感じる日が増えてきました。日々秋へ移り行くのを感じています。
今回は、私が昭和歌謡を好きになるきっかけになった、西城秀樹さんの歌を紹介したいと思います。アルバム曲、カバー曲も含みます。
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センチメンタル・ガール
作詞:あまがいりゅうじ 作曲:鈴木キサブロー
1981年発売。39枚目のシングル曲。オリコン最高17位。
アコースティックギターのストロークが流れる軽快なナンバーです。
冒頭の歌詞「枯れ葉舞う 公園に たたずんで 何を想うの」というところが秋を感じさせます。軽快な曲調に、秀樹さんの歌声、リズム感のよさがとてもよく合う曲です。
サビの「燃える恋をしよう 抱きしめて 二度と はなさない」という歌詞は、ファンはもちろん、そうでなくても秀樹さんのかっこよさでメロメロになってしまいます。
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風と共に愛は去り(アルバム「愛と情熱の青春」より)
作詞:阿久悠 作曲:馬飼野康二
1976年発売。
ジャケットは半裸の秀樹さんが写っていて夏とかノリのよさをイメージさせるのですが、曲は失恋の切なさや悲しみを表現しているものもあります。
この曲もジャケットのイメージとは違う曲の一つです。
サビの「真っ赤なコートが 落ち葉を踏みしめ」という歌詞より秋を感じさせます。
恋人が去ってしまった後も、その人のことを忘れられない、切なさの表現が素晴らしい曲です。
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抱擁・秋(アルバム「若き獅子たち」より)
作詞:阿久悠 作曲:三木たかし
1976年発売。
このアルバムは、全編作詞が阿久悠、作曲が三木たかしとなっています。
そして、1曲目の序曲から最後の若き獅子たちまでが1つのストーリーとなっています。
今回紹介する抱擁/秋は、2曲目、抱擁/春夏秋冬の秋の部分のみを切り出したものとなります。
ライブでも何度か歌われている隠れた名曲です。
曲の冒頭は少し重たい感じで始まります。
「秋になるときっと君はいうだろう
私たちは何なのだろうと
若いということに夢中になり過ぎて
何か忘れてしまったのではないだろうかと」
中々難解な歌詞です。
若さゆえに自分の思いだけで突き進んで行き過ぎたということなのかもしれないし、別のことなのかもしれません。
最後の「愛しているんだ 愛しているんだ だから何も考えたくない」のところは、本当に秀樹さんの思いが伝わってきて切なくなります。
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わかってください(ライブアルバム「永遠の愛7章」より)
作詞作曲:因幡晃
1978年11月3日の日本武道館で行われたライブの模様が収録されているアルバムの1曲。
因幡晃さんのカバー。
サビの歌詞に秋が出てきます。
「これから淋しい秋です ときおり手紙をかきます 涙で文字がにじんでいたなら
わかってください」
歌の途中で泣きそうになるくらい、感情移入して歌っていて私も泣けてくるくらいでした。
ここまで西城秀樹の秋をテーマにした曲を紹介してきたのですが、残念ながら2024年9月現在サブスク解禁はされていません。
そのため、CDを購入するか、(公式ではないのでグレーではありますが)YouTubeで聴いて頂くことになります。(ご自身で検索願います)
また、アルバム発売元のSonyMusicより、クリス松村さんの西城秀樹のアルバム解説動画がUPされていますので、そちらも参考にしてみてください。
復刻盤CDは販路限定の販売となっており、西城秀樹オフィシャルHPもしくはSony Musicにて購入可能です。