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プロフィール
1953年熊本県水俣市生まれ。幼少期から音楽とギターが大好きでベンチャーズに夢中になっていた。高校卒業後に広島へ転居、専門学校へ進学。卒業後は、ピアノ調律師をしながら音楽活動を続けていた。
1979年、CBSソニーSDオーディションに応募しグランプリを獲得。(同期には、五十嵐浩晃、堀江淳、HOUND DOGらがいる)
1980年に「月あかり」でレコードデビュー。1983年に発売された5枚目のシングル「初恋」がオリコン最高3位となる大ヒット。
1999年6月24日、脳内出血により死去。46歳没。
村下孝蔵を知ったきっかけ
2018年に発売された、いきものがかりのボーカル、吉岡聖恵さんのカバーアルバム、「うたいろ」に「初恋」が収録されていたことがきっかけである。
「ありがとう」や「YELL」がヒットしていたころに、いきものがかりのファンとなった私は、吉岡さんの初のカバーアルバムということでどのような仕上がりになっているのか気になっていた。そこで、初めて初恋という曲を知り、動画でオリジナルの歌唱映像をみて村下孝蔵を知った。
繊細な感情を美しい詞、メロディ、歌声で表現する村下さんを見て、いい歌を歌うなあと思ったのだった。(個人的には、村下さんの低音の歌声が凄く響きがあって好きである。)ミュージシャンというと、派手な服装だったり、美人やイケメンだったりする人が多いが、村下さんはどこにでもいそうなサラリーマン風の素朴なルックスで、服装も普通のジャケットにシャツといった感じだ。そのルックスから美しい歌声と凄腕のギターテクニックが披露されるなんて想像つかない。
好きだよと言えずに初恋は 振り子細工の心
放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸を離れない
「初恋」 作詞作曲:村下孝蔵
この初恋の切ない心を表現する歌詞が凄い。
最近は、地上波で昭和歌謡を紹介する番組でも村下さんが取り上げられることが多くなったり、room3さんなどyoutuberが取り上げたりしていて、再評価されつつある。
CBSソニーオーディションの同期、五十嵐浩晃さんも自身のラジオ(確かSTVラジオのMUSICJ)で「マネージャーがまだ決まっていないころの村下さんに会ったことがある。早くに亡くなってしまったのが惜しい。」と話していた。
ファン活動について
村下さんが亡くなってからも、定期的にファンによる集いやライブが開催されている。
2023年も水俣市で開催されていた。
SONYさんや事務所の公式HPはなくなってしまったようだが、facebookでファンによる発信が続けられている。
亡くなってから20年以上経っても、ファンによるイベントが開催されているということから、村下さんがとても愛されていたことがわかる。
私のように、亡くなられてから知る人も多くなっていると思う。
村下さんの曲は当時古いのではと言われていたようだが、今となっては素朴で普遍的なので新鮮さを感じる人も多い。
折に触れて村下さんの曲を、これからも聴いていきたいと思う。