そよ風の昭和歌謡ブログ

昭和歌謡好きな30代のブログ

五十嵐浩晃アポロン時代の楽曲配信開始

 

<概要&五十嵐さんの経歴>

2023年11月8日、五十嵐浩晃さんのアポロン時代(1988年から1993年まで)の

楽曲の配信(ダウンロード、音楽サブスク)が始まった。

 

だいぶ日にちが経ってしまったが、嬉しいニュースであったし、昭和歌謡、シティポップ好きの方々に是非知ってほしいので取り上げた。

このブログでは何度か五十嵐浩晃さんを取り上げているが、過去の記事では説明が不足している部分があるので、改めて五十嵐さんの経歴をまとめておく。

 

五十嵐浩晃(いがらし ひろあき)

 

1957年北海道美唄市生まれ。

1979年にCBSソニー・SDオーディションに合格。
1980年にCBSソニーより「愛は風まかせ」でデビュー。
3枚目のシングル「ペガサスの朝」が40万枚を超える大ヒットとなる。
上記を含むシングル10枚、アルバム5枚を発売するも、
1985年に十二指腸潰瘍穿孔を発症し、活動休止。


1988年にアポロンへ移籍、音楽活動を再開。アルバム「DISTANCE」を発売する。
アポロン時代には1993年までの間、「DISTANCE」を含め、シングル7枚、アルバム4枚を発売した。

その後は、
2012年にMUTOWN RECORDSよりアルバム「BREEZY」
2020年にWESS RECORDSよりアルバム「Love Songs Letter」を発売した。

 

現在も、ライブを中心とした音楽活動を精力的にされており、また、専門学校札幌ビジュアルアーツの名誉学校長として後進の育成にも携わっている。

ベストアルバムのジャケット


<楽曲配信状況(2023年12月現在)>



CBSソニー時代(1980〜1985)

 

・シングルA面全曲(GOLDEN★BEST 五十嵐浩晃 Single&Newより)

・アルバム
1st→愛は風まかせ/NORTHERN SCENE
2nd→ナチュラル・ロード

他一部のアルバム曲も配信。

(インディアン・サマーなど)


配信では聴けない曲も、ソニー時代に発表した曲はCDBOXとして発売されている。

詳細は下記を参照してほしい。

五十嵐浩晃 Collectors Box 1980-1985・五十嵐浩晃 | Sony Music Shop・CD・DVD・ブルーレイ・アーティストグッズ・書籍・雑誌の通販


アポロン時代(1988〜1993)

 

・アルバム
6th→DISTANCE
7th→DESTINATION
8th→DESSIN
9th→愛のために僕が出来ること



・ベストアルバム

 White&Blue

(ソニー時代の曲はアレンジをし直して、再収録している。五十嵐さんの歌い方も80年代の発売当時より丁寧になっていて素敵だった。)


WESS RECORDS(2020~現在)


・アルバム

11th→「Love Songs Letter」


<感じたこと>

 

今回、アポロン時代の配信が始まって率直に嬉しかった。
ソニー時代の曲は既に配信されているのは知っていたし、ベストアルバムでも「街は恋人」など、一部聴くことが出来ていた。でも、アルバム全ての曲を聴こうと思うと中古のCDを購入するか、動画サイトで聴くしかなく、正規で購入することは出来ない状況だった。オークションでもアポロン時代のCDが販売されているのを見たけれど、出来るなら正規で聴きたいと思っていたので本当によかった。


アポロンはバンダイミュージックエンターテイメントと社名を変え、2000年で解散・精算された。

しかし、シティポップブームで改めて注目されていることなどから、関係者の動きがあり配信されるようになったとのことである。

五十嵐さん曰く、「アジア系の外国人が自分の曲を歌っているのを動画サイトで見たことがある」とのこと。凄い!

 

”アポロンは現在はバンダイナムコミュージックに名前を変えているのですが、今年の春前くらいに様々な方の力を借りてようやく実現の運びとなりました。”

(五十嵐浩晃FacebookVOL72より引用)

www.facebook.com



昭和や平成初期に発売された曲の中には、現在も正規販売では聴けない楽曲がある。それなりに有名なアーティストでも、シングル曲のベスト盤だけが発売され、アルバムはほとんど廃盤になっている方々もいる。

いつになったら復刻するんだろうとか配信始まるのだろうと思っている、他のアーティストのファンにとっても、励みというか希望がもてるのではないかと思う。

山口百恵さんや郷ひろみさん始め、段々昭和デビューのアーティストの楽曲配信が増えてきているので、権利の問題などクリアされたら配信される曲やアーティストは増えると思う。

音楽配信は、アーティスト側の利益が少ないなど問題点はある。ただ、まずは幅広い世代に知ってほしいと思うので、昭和や平成初期楽曲の配信曲は今後も増えていってほしい。