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近年、70年代から80年代に作られた、都会的で洗練されたサウンドが再注目され、
シティポップと呼ばれています。
シティポップで知られるアーティストの中には、自分と同じ北海道出身の方もいらっしゃいます。
これまで、五十嵐浩晃、大橋純子を取り上げました。
今回はまだ取り上げていないアーティストを取り上げたいと思います。
・中原理恵
【知ったきっかけ】
筒美京平TOP10 HITS を聴いたことがきっかけです。
このCDには最大のヒット曲「東京ららばい」が収録されており、大人っぽくて少しラテンの香りがする曲が印象に残りました。
今は目立った活動はされていないようなのですが、北海道函館市出身ということもあり、地元のラジオでも流れていたのを聴いたことがあります。
【アルバム「Killing me」を聴いた感想】
当時20歳とは思えないくらい、すごく大人っぽく色っぽい声をしているなあと思いました。
構成は、前半5曲が清水靖晃、山下達郎、小林泉美が作曲、
後半5曲は、「東京ららばい」の作詞作曲を手掛けた松本隆、筒美京平コンビの曲となっています。
もちろん筒美京平の曲は素敵なのですが、ファンキーなポップチューン「個室」甘いバラード「ドリーミングラブ」は山下達郎が作曲しており、また違った魅力が出ていると思いました。
星海社新書「『シティポップの基本』がこの100枚でわかる!」でも紹介されています。
・稲村一志と第一巻第百章
【知ったきっかけ】
先ほど紹介した「『シティポップの基本』がこの100枚でわかる!」を読んだことがきっかけです。
稲村一志は、北海道夕張市出身、北海道教育大学在学中に軽音楽サークルを立ち上げ、フォークロックバンドとして第一巻第百章を結成します。
メンバーはのちにソロとしてデビューする佐々木幸男のほかに、小林光成、伴洋一の4名です。
残念ながら、稲村氏は2014年に逝去されましたが、最期まで北海道を拠点としたローカルアーティストとして活動されていたとのことです。
【アルバム「Free Flight」を聴いた感想】
ジャケット写真や、第一巻第百章という奇妙な名前からは想像もつかないくらい、オシャレで凝ったサウンドが印象的でした。はっぴいえんど及び大滝詠一に心酔し、交流もあったというのも納得出来ます。稲村氏の歌声も色っぽくていわゆるイケボでした。
「EAST NAEBO」という曲についてですが、札幌には実際に「苗穂(なえぼ)」という地名があり、そこから取ったのかなと思います。
今回紹介した2枚のアルバムはいずれもサブスクで聴くことが出来るので、是非聴いてみてください。